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熱中症にご用心🥵

こんにちは‼猛暑・酷暑が続いていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今年も温暖化に伴う気温上昇に老若男女問わず熱中症の方が増え、命の危険をももたらしています。

 

暑い人のイラスト(男性) | かわいいフリー素材集 いらすとや

今回は熱中症にならないための対策や症状、対処方法について紹介したいと思います。

 

 

●熱中症警戒アラートの活用

このアラートは令和3年から前日夕方あるいは当日早朝に都道府県ごとに発表されています。

アラートは熱中症との相関が高い「暑さ指数(WBGT)」というものを指標として33以上の値が予測される日に発表されます。33以上となると熱中症になる危険性が極めて高い状況となるので、熱中症の予防行動は必須と言えます。

このアラートは自治体のホームページやメディアを通じて確認できるので、暑さが厳しくなる前から欠かさずチェックできる状況を作っておくことをおすすめします。

 

 

●すぐにできる予防・対策

喉が渇く前のこまめな水分補給が必要で、1日の目安は1.2L程度とされています。水分が失われている起床時や、入浴前後には特に摂取しましょう。

また汗をかくと血液中のナトリウムが失われるため、これを補うために水分だけではなく適度な塩分を摂ることも重要です。塩分タブレットやスポーツドリンクも有効です。

さらに直射日光を避けることはもちろん、屋内・屋外にかかわらず高温・多湿な場所を避けなければなりません。そのため屋内の場合は扇風機やエアコンでこまめな温度調整をしましょう。遮光カーテンやすだれ、打ち水等も対策として効果的です。

屋外の場合は極力日陰で過ごしたり、日傘の利用や帽子(被りっぱなしにせず時折汗を蒸発させる必要がある)を身につけたりして直射日光を避けてください。激しい運動をしていないとしてもこまめな休憩と水分補習も忘れずに行いましょう。

 

 

熱中症対策 イラスト セット Stock Vector | Adobe Stock

 

 

 

熱中症警戒アラートが出た日は外出を避けるのが一番ですが、どうしても必要な場合は以上の対策をしてください。

なお運動に関しては熱中症の観点からはもちろん、暑さによる注意力の欠如から思わぬ事故につながる可能性もあり、トレーニングの効果も低下するため避けるべきです。

服装に関しては、汗をかいても体に張り付きにくいゆったりとして通気性の良い服を選ぶことが重要です。

日焼け対策として薄い長袖を着ている人もいますが、長袖は熱や汗がこもりやすいため熱中症になりやすくなるため注意が必要です。保冷剤や氷、冷えたタオル等で暑さを冷ます冷却グッズを利用するのも効果的でしょう。

 

熱中症を予防する

 

 

 

●事前にしておいた方が良い予防・対策

可能であれば事前に暑さに強くなるための体力作り、身体作りをしておいた方が良いでしょう。

人間は汗をかくことで体温を下げることができますが、普段汗をかかないとうまく機能せず体温調整ができないこともあります。そのため適度な運動をして汗をかく癖をつけておくことをおすすめします。

またエアコン・扇風機の動作確認や高温・多湿になりにくい風通しの良い空間等、あらかじめ暑さを防ぐことができる最適な環境作りをしておくことも重要です。日傘や帽子といった外出時に必要なものも暑くなる前に揃えておきましょう。

基本的なこととはなりますが、十分な睡眠や休息、規則正しい食生活も熱中症にならない体づくりに必要な要素となります。

暑くなると寝苦しい熱帯夜の日もありますが、エアコン等で温度調整しながら快適な睡眠を摂りましょう。

食事に関しては朝昼晩3食しっかりとり、栄養の偏りがなくバランスがとれたものを摂る必要があります。例えばたんぱく源を摂取することで低栄養を予防でき、野菜・果物、汁物等から意識的に水分も摂りましょう。

JSPO(日本スポーツ協会)の公式サイトではスポーツ時における熱中症予防のガイドブックが提供されていたため、スポーツをする方はあわせて「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」をご覧ください。

 

 

 

 

 

●熱中症になるとどんな症状が出る?

熱中症は軽度なものもありますが、重度となると命に関わることもあり実際に死亡者も出ている決して甘くみてはいけない症状です。

熱中症と思われる症状が出た際には早急な対処が求められます。そのため自分はもちろん他人も助けられるようにどのような症状が現れるかを把握しておきましょう。

主な症状としてはめまい、立ちくらみ、手足のしびれ、気分の悪さ、頭痛、吐き気、体の怠さ、意識障害、けいれん、体が高温になる等があります。

なお熱中症はⅠ(軽症)度、Ⅱ度(中等症)、Ⅲ度(重症)に分類され、上記の症状のうち気分の悪さまでは軽症で現場での応急処置が可能な状態とされています。

体の怠さまでは中等症となり救急車を呼ぶ等して病院への搬送が必要となります。意識障害以降の症状が現れる場合は重症であり一刻も早い集中治療や入院が必要となります。

熱中症の症状と対処/京都府ホームページ

 

 

 

●特に気をつけるべき人は?

汗腺が未発達であり体温調節がうまくできない乳幼児は特に注意が必要と言われています。車中への置き去り等が問題視されていますが、屋外であっても高温であると短時間で体温が上がりやすく身長も低いのでアスファルト等の輻射熱にも気をつけなければなりません。

乳幼児に関しては自分で症状を把握することが難しいので周りが顔色や汗のかき方を常時観察し、通気性の良い服を着せて適度な飲水をさせることが重要です。

また高齢者においては体内の水分量が少なくなるため一般的に熱中症になりやすくなります。また暑さや喉の渇きも感じにくくなるため意識的に水分を摂取したり、温度管理をこまめにしたりといった行動が必要となります。汗をかくような適度な運動をして発汗しやすい体作りをするのも良いでしょう。

睡眠不足や体調不良がある時も熱中症のリスクが高まります。いつもと体の調子が悪いと感じたら無理をしないようにしましょう。

要因2

 

 

 

●応急処置の方法

熱中症の症状が現れている場合はまず涼しい場所への移動をしましょう。移動したら衣服を緩め、冷却グッズ等で身体を冷やしましょう。水分補給ができる状態であれば水分・塩分・経口補水液等を摂取しましょう。

ただし水分等の摂取に関しては、意識障害で自らできない状態の時に無理にさせてはいけません。

これらを行って改善が見られない場合や、すでに意識障害がある場合は迷わず救急車を呼ぶことが大切です。

 

まだまだ暑さが続きますが熱中症対策を万全にしてこの夏を乗り越えましょう。

 

参照

https://www.pref.kyoto.jp/tikyu/adaptation/heat_stroke_deal.html

https://higashinakano-itaya-clinic.com/blog/detail